平安の頃よりずっと慈しまれていた、華麗で、清楚な魅力を持つ着物の素晴らしさを、もっとわかってもらいたい、感じてもらいたいと願い、研究と試作の毎日を繰り返していました。
そして、いつも洋服で締めている所をゴムのベルトで留め、尚且つ着崩れしない現代のライフスタイルに合わせた着方の「早比楽前結び」を考案しました。
“美しく、早く、楽に” 着ることができる「早比楽前結び」を紹介し、一人でも多くの方に、着物を着て頂くことが、私の喜びであり、使命と思っています。
佐藤 比早子 プロフィール
宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町生まれ。
幼い頃より「きもの」が好きで、和装や着付けを習い、自分で縫ったきものを着る楽しみを覚え、気がつくと、きものの仕事に携わっていた。
前結びは、従来の後ろで結ぶ方法に比べ、結ぶ順序の確認、形の整え方等、合理的である。
さらに、至難な「変わり結び」を自分ひとりで結べるという、帯結びの歴史にとって、画期的な進歩をもたらした。
今後も「前結び」の普及に努め、日本の伝統文化を新しい感覚で守って行きたい。
経歴
| 1967年 | 日本和装プロモード免許取得 |
|---|---|
| 1986年 | 前結びの合理性に着眼 前結び「きの和装学苑」福岡支部長就任 |
| 1988年 | 福岡岩田屋コミュニティカレッジ着付け専門講師就任 |
| 1990年 | 西日本新聞社主催「きらめきクルーズふじ丸で行く香港 ～豪華客船の旅」の講師として乗船 |
| 1991年 | 美装流前結び「さとう着物学院」設立 学院長就任 前結び実演依頼多く、多忙をきわめる
西日本新聞社主催「日中国交20周年記念きらめきクルーズ飛鳥で行く北京・大連の旅」の講師として乗船 |
| 1993年 | 関東地区 有名百貨店にて実演開始 関西地区 有名百貨店にて実演開始 |
| 1994年 | 「美装」きもの学院に改名 |
| 1995年 | 「美装」きもの学院全校6学院の総学院長に就任
中国上海市における日本、中国、韓国の三国文化交流会に日本使節団の副団長として参加し、日本の伝統美をいかんなく披露し、この文化交流を通じ三国の親善に貢献する |
| 1998年 | 福岡県人世界大会inハワイにおいて、きものショーを開く |
| 2000年 | 「美装」きもの学院創立10周年記念として、アクロス福岡において、着物ファッションライブショーを開く
JTB北九州主催「オリエントビーナスで行く大連・青島 ～豪華客船の旅」の講師として乗船 |
| 2001年 | 日本繊維新聞社京都支社主催「第2回きものフォーラムきもの”わたし流”」パネルディスカッションにてパネラーとして出演 |
| 2005年 | 「美装」きもの学院創立15周年記念として、福岡国際会議場において、着物ファッションライブショーを開く |
| 2011年 | 社名を「早比楽美装きもの学院（株）」と変更 |
| 2012年 | 創立２０周年記念として、ホテルオークラ福岡において、着物ファッションライブショー「凛」を開く |
| 2016年 | 創立２５周年記念として、西鉄グランドホテルにおいて、着物ファッションライブショー「歩」を開く |